学林における全人教育の一環として、青梅キャンパスでは「稲作」が行われています。2023年6月16日、立正佼成会庭野日鑛会長(学林初代学長)による「お田植えの儀」が開催されました。杉野学長は、「稲(イネ)」は「いのちの根」という意味があり、学林生がいのちの根本を見つめ、稲を育てることは、仏教における全人教育の基礎となるものであると語りました。
庭野会長は、瑞穂(みずほ)の国と称される日本での田植えの大事さに触れた後、二宮尊徳翁の歌を紹介し、収穫するまで稲の世話をする大切さと自然に恵まれた同道場で勉学に勤(いそ)しむことの有り難さを伝えました。
学林生の一人は、「稲作に携わり、自然に触れることで活力が湧いてくるのを実感しました。稲を種から育てることで、一日一日、成長する喜びを味わい、親の気持ちの一端を感じさせて頂き、人間的に成長したいと思います。」と語りました。