学林について

仏教・法華経に基づいた全人教育

学林は1964年に立正佼成会の庭野日敬開祖によって創設された、「実践的仏教」と「宗教協力」のためのグローバルトレーニングセンターです。実践的仏教指導者を養成する大樹、海外における在家仏教実践家を育成する蓮澍・海潮音科、社会の各界各層で活躍するリーダーを志す光澍大学科、ロータス生、高校科、ならびに信仰と専門性を兼ね備えた女性実践家を目指す芳澍の6つの学科で構成されています。

学林は、2600年の伝統(Tradition)をもつ世界宗教としての仏教を現代的に展開させる(Tradition-ing) 使命をもち、仏教・法華経に基づく全人教育を通して、感性、知性、品性を磨き、統合的、総合的な人間力を醸成します。

学林のカリキュラムは、「実践的仏教」と「宗教協力」の柱に貫かれた、仏教実践、寮生活、講義、研究、実習で構成されています。仏教、法華経、佼成教学の研鑽、宗教学、政治学、公共哲学、法学、平和学、コミュニケーション論などの諸分野に関する講義、世界の宗教指導者や専門家との出会い、国内外の教会や拠点における実習、稲作を含めた自然、農業体験、専門研究、多国籍・多文化の背景をもつ同志との生活など、仏教、法華経、リベラルアーツを統合した実践的仏教教育です。

学林が理想とするリーダーとは、創設者庭野開祖の建学の精神に基づき、感性・知性・品性を合わせもった、「実践的仏教」と「宗教協力」の精神を国内外で推進しうる「菩薩道の先駆者」であります。

すなわち、真の自己に目覚め（ Personal Transformation ）、人々の苦に寄り添い、社会に貢献し（ Societal Transformation ）、世界の未来を創造しうる（ Global Transformation ）実力を有したリーダーです。

感性(”kan-sei”)

人のやさしさを感じる心を養う。(Cultivating the mind of appreciating the kindness of others)
ものの美しさを感じる心を養う。(Cultivating the sensitivity for recognizing the beauty of things)
神の秘事、神秘、不思議を感じる心を養う。(Cultivating the mind of feeling the mystery of existence and God (Buddha)’s arrangement)

知性(”chi-sei”)

宇宙の構造を把握する。(understanding the structure of the universe)
生命の構造を把握する。(understanding the structure of life)
人間の構造を把握する。(understanding the structure of human beings)

品性(”hin-sei”)

自分を人に示したいという自己顕示欲をなくす。(overcoming desires of self-promotion)
独善性、自己顕示欲をなくす。(overcoming self-centered views and the tendency toward affectation)
謙虚になる。(becoming modest and humble)