歴史

History

学林の歴史

学林の発足から今日に至るまでの歴史を紹介します。

昭和39(1964)年

1月

【学林創設の発表】

『躍進』新年号の立正佼成会開祖、庭野日敬師ご法話「世界の佼成会たらん」で学林設置の考えに言及〔以下に抄録する)。
「現代にふさわしい、時代感覚に秀いでた新進気鋭のリーダーを、全国に埋もれた在野の人々から見いだし育成することによって、本会百年の土台を築いてゆきたいと考えるものです。いわば実践的な宗教者をつくる大学院です。大学を卒業した熱心な信仰者を採用し、政治、経済・法律・社会学など専門分野の大学院で、より学問を究めることをする一方、一定の期間寝食を共にして徹底的な仏法の研修と修行をさせ、菩薩道の先駆者として身、口、意三面において文句なしに大衆をリードしていけるような人物をつくろうというのです。青年の人たちが、もっともっと視野を広くし、スケールの大きな理想を持ってもらいたい、世界平和実現のために人類の精神を改造するという大理想に向けて、わが教団、わが宗教などという狭い枠の中でうごめいているのではなく、お互いが理解し合い、手を取り合って、人類全体の幸福のために力を結集しなければなりません。この点においては、青年諸君の奮起を大いに期待しています。」
4月8日

【学林の発足】

学林の発足式が、4月8日午後2時から3時間にわたり大聖堂4階大ホールで開かれた。庭野開祖をはじめ、学林講師に就任した、仏教学者で、東京外国語大学名誉教授増谷文雄氏、政治学者の中央大学教授、小松春雄氏、駒沢大学教授の水野弘元氏(当日は欠席)、在京の大学生ら青年リーダーを含め、約150名が参加した。
4月

学林の学制・内容が大幅に改革され、従来の2年制から本科3年制となり、専門科2年並びに研究科1~5年のコースが設けられた。応募資格も大学卒業者に限らず在家などにもひろげられた。
6月1日

実習として初めて学林生を地方道場へ派遣。
新たに、開講された講座は、英文講読 (根津佼成出版社出版部長)、英作文 (宮坂佼成出版社翻訳課長)、英会話 (J・フラハティー氏夫妻他)、宗教法人概説 (宮部総務課員)、佼成教学 (天谷教学[専門]部長)。

昭和43(1968)年

3月23日
東洋大学教授で仏教学者の西義雄氏の「仏教史」開講。
8月
英会話講師として、新たにユニテリアン教団特使H・B・ギルマン氏並びに、P・フィエロー女史を迎える。

昭和44(1969)年

8月下旬
学林生が、伝統的仏教聖地巡礼として、唱題行脚による思親閣・七面山参拝。
英語講師として新たに、長峯悦子氏、英会話の講師にハイステイン女史が加わる。
長沼基之理事長による「教団史」、「佼成教学」などの講義が行われる。

昭和45(1970)年

4月1日

【初代学長】

学長制度の新設が常務理事会から発表され、初代学長に庭野浩一氏(立正佼成会会長庭野日鑛氏)が就任。
4月8日
学林学長就任式。行学園1階講義室で挙行。
10月15日
「第1回世界宗教者平和会議(WCRP)」京都大会の事務局に本科6期生、7期生を派遣。
国際的な宗教対話・協力会合への学林生派遣の先駆けとなる。

昭和46(1971)年

東京大学教授で仏教学者の田村芳朗氏と東洋大学教授でインド哲学者の金岡秀友氏を迎え、それぞれ「法華思想」、「インド哲学史」を開講。

昭和48(1973)年

12月1日
新たに学林講師として、警視庁剣道名誉師範小川忠太郎氏、ルーテル神学校デール・ケネス師、学習院大学教授で政治学者の飯坂良明氏、東京大学名誉教授で歴史学者の笠原一男氏、テレビのキャスターや同時通訳者であった國弘正雄氏、書道の寺本恭章氏、田岡正堂氏、剣道の金子憲造氏、小沼宏氏を迎えた。

昭和49(1974)年

4月8日
4月8日学林旗勧請。降誕会式典の中で学林創設者、庭野日敬師から庭野日鑛学長へ授与。
8月22日
女子専修科1期生18名の入林式
【学林女子専修科の発足】
学林講師として新たに、D・リード氏、岩佐憲一氏、ご遺文講読に持地紳行(日精)師が加わった。

昭和50(1975)年

4月8日
予科1期生6名入林。【学林予科・光澍の発足】
専修科発足とともに、茶道の木原慧仙氏、華道の外山一悠氏、心理学の藤原喜悦氏、カウンセリング論の森戸冨仁子氏、伊東博氏が学林講師として加わる。同時に定例講座のほかに13名の先生による教養講座が開講された。

昭和52(1977)年

中央大学教授で法学者の眞田芳憲氏、オーストラリア聖公会のマリンズ牧師、仏像彫刻の錦戸新観師らの講義が行われる。

昭和53(1978)年

1月17日
第1回、本科13期生インド仏跡参拝。インド仏跡参拝の先駆けとなる。
4月26日
第1回学林剣道大会。
8月
「学林運営の基本構想」の策定始まる。
この年から、卒林研究指導に早稲田大学教授で社会学者の外木典夫氏、早稲田大学人間科学部教授の嵯峨座晴夫氏、文教大学人間科学部教授の田中滋子氏らが新たに講師に加わる。

昭和54(1979)年

4月8日
法輪閣で学林創設15周年記念式典。学林創設時からの講師である仏教学者水野弘元氏の記念講演。
7月
「アジア友好の会」の訪中団の一員として本科14期生らが訪中。
東海大教授で物理学者の謝世輝先生を講師に迎える。

昭和55(1980)年

経済学者であり、神学研究者でもあった、早稲田大学教授山岡喜久男氏、ユニテリアン・ハワイ教会牧師のアレン博士の講義を開講。

昭和58(1983)年

12月28日
学林本科7期生、篠崎友伸氏、米国ヴァンダビルト大学大学院宗教倫理学博士号を取得。
学林生による博士号取得の先駆けとなる。

昭和59(1984)年

4月1日
学林創設20周年記念式典を法輪閣において開催。

昭和61(1986)年

3月20日
庭野日鑛学長イタリア・教皇庁立サレジオ大学より名誉哲学博士号授与。

昭和62(1987)年

7月31日
「International Association for Religious Freedom(国際自由宗教連盟)北米大会」に本科22期生、23期生参加。

平成元(1989)年

5月20日
行学園ご本尊の安置式、入仏式。
5月28日
学林創設25周年記念式典。

平成2(1990)年

3月23日
本科25期生カトリックのフォコラーレ運動、世界青年大会(ローマ)参加。学林生とフォコラーレの青年との対話、交流の先駆けとなる。
6月30日
東洋大学名誉教授で仏教学者の西義雄氏、東洋大学文学部教授を里道徳夫氏を迎え、学林公開講座開催。
12月6日
第1回武蔵野ウォーク開催。庭野日鑛学長夫妻が参加し、東大和市の佼成霊園から立正佼成会本部までを行脚。【学林ウォークの歴史が始まる】

平成4(1992)年

東京大学宗教学部の学生が学林を見学し、本科生と対話を行う。
その後、学林講師に東京大学教授、島薗進氏を迎える。
11月24日
芳澍女学院情報国際専門学校校舎地鎮祭。

平成5(1993)年

12月1日
学長就退任式 初代学長に代わり、【二代目学林学長】庭野皓司氏就任。

平成6(1994)年

3月
海外修養生1期生入林。
4月7日
芳澍女学院情報国際専門学校1期生入学式。
4月
学林創設30周年記念式典開催。

平成7(1995)年

1月29日
本科31期生、阪神・淡路大震災ボランティア派遣。
4月6日
学林生が全世界の在家仏教実践家が結集した「世界僧伽団参」の運営に参加。
9月11日
仏教間対話・諸宗教協力のための他教団練成開催。(比叡山・天理教・PL教団)。

平成11(1999)年

4月
「日中韓仏教友好交流会議交流事業」として中国寺院体験修行に本科34期生を派遣。
12月11日
英語発表会。現在も続く英語発表会の先駆けとなる。

平成12(2000)年

4月
学林予科の名称を庭野日鑛立正佼成会会長・初代学林学長の命名で「学林光澍」に変更。

平成15(2003)年

9月15日
【三代目学林学長】篠崎友伸氏就任。

平成16(2004)年

4月17日
関西光澍館入仏落成式。
12月19日
【学林創設40周年】学林創設40周年記念式典

平成18(2006)年

8月
第8回世界宗教者平和会議(WCRP)に本科42期生、43期生を派遣。
青年大会には光澍大学科28期生、29期生、30期生、31期生がボランティアとして参加。

平成19(2007)年

8月16日
中東和解プログラム(イスラエル・パレスチナ)に参加。
9月
【学林ロータス奨学生のはじまり】
学林光澍ロータス奨学生1期生4名を採用。
選考委員に、東京大学名誉教授の小池俊雄氏(2008年~)東北大学名誉教授の齋藤忠夫氏(2013年~)を迎えた。

平成20(2008)年

4月9日
中東和解プログラムとして、イスラエル・パレスチナ青年代表団を迎える。

平成21(2009)年

3月25日
学林青梅キャンパスが青梅練成道場に新設され、学林本科大樹寮、学林棟を開設。
本科、海外修養科が青梅練成道場敷地内に移転。
4月5、6日
ドイツ諸宗教代表団を受け入れ、交流会を実施。
6月6日
学林創設45周年「学林サンガの集い」を法輪閣において開催。
12月
本科45期生、46期生が「中東和解プロジェクト」として、イスラエルを訪問。また、同月にはイタリアを訪問し、カトリックフォコラーレ運動と対話を行う。

平成22(2010)年

9月
国際諸宗教青年軍縮キャンペーン、ARMS DOWNに学林生参加。

平成23(2011)年

4、6月
東日本大震災ボランティア派遣
12月1日
【四代目学林学長】庭野統弘氏就任。

平成26(2014)年

9月24日
本科50期生、51期生が中国仏教教会に訪問。
学林創設50周年記念式典を大聖堂で開催。

平成31(2019)年

2月14日
学林主催シンポジウム「立正佼成会創立100周年を考える~ミードビル・ロンバード神学大学院リーバーカー学長を迎えて~」を開催。

令和3(2021)年

10月
「第9回アジア宗教者平和会議 東京大会」本科56期生、57期生、58期生、海外修養科28期生を派遣。
12月1日
【五代目学林学長】杉野恭一氏就任。

令和4(2022)年

3月3日
学林光澍ニューヨーク英語講座開設
5月
ノーベル平和賞委員会元副委員長・WCRP国際名誉会長、ノルウェー・オスロ名誉主教グナール・スタルセット主教による、本科生、海外修養科生を対象に特別講義。
光澍高校科生を対象に、元プロ野球選手黒江透修氏による特別講義。
10月
中東エルサレム、ムニーブ・ユナン主教による、本科生、海外修養科生の特別講義。
学林光澍OBネットワーク座談会開催。
11月
学林光澍専門研究発表会
タイ・国際仏教徒ネットワーク(INEB)ソンブン・チュンプレームプリー氏による、特別講義を本科生、海外修養科生を対象に実施。
新たに政治学講師として、千葉大学大学院社会科学研究院教授、小林正弥氏、コミュニケーション論講師として、共同通信社、メディア戦略情報編集長、元ニューヨーク、イスラエルジュネーブ支局長、尾崎元氏を迎えた。

令和5年(2023年)

2月
学林公開講座「世界宗教―キリスト教」が、立教大学西原総長を招いて開催される。
4月
学林・国際エンゲージド仏教ネットワーク共催「第一回国際エンゲージド仏教青年リーダーズフォーラム」が開催される。
学林は、立正佼成会庭野日敬開祖により創設された、
法華経に基づく全人教育を行う、実践的仏教教育機関である。
The Gakurin Seminary is a global training center for engaged Buddhism and interfaith action.
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