鎌倉・円覚寺
学林大樹59期生は、臨済宗750年の歴史を持つ円覚寺を訪れ、松原禅師のもとで座禅修行を行い、同寺に住し、後に米国に渡り禅の教えを世界に広めた鈴木大拙に関する特別講義を受けました。
法隆寺、比叡山、奈良、京都
学林大樹57期生と国際科28期生が、1300年の歴史を持つ奈良の法隆寺、東大寺を訪れ、比叡山で瞑想修行やミニ回峰行を体験しました。
天台宗は1200年前に最澄によって開かれ、比叡山は “日本仏教の母なる山 “と呼ばれています。
学林創立者の庭野日敬師と天台座主山田恵諦猊下は、友好とパートナーシップを深め、その後、天台宗は宗教指導者による天台サミットの開催など、宗教間の対話と協力に積極的に参加し、リーダーシップを発揮しています。 伝統仏教の聖地奈良では、立正佼成会などが事務局となり、法隆寺、東大寺、興福寺、薬師寺などが参画し、奈良宗教フォーラムが設立され、異なる仏教宗派間の対話が進められています。
伝統的な身延山
学林プレスリリース
「令和4年次 学林身延山練成:“唱題行脚”をとおして、法華経の広宣流布を誓願」
11月12日、学林大樹グループが身延山練成を実施しました。法華経を生きた日蓮聖人の「親孝行」と「報恩感謝」に学び、釈尊、開祖さまの弟子として、自らの因縁使命を自覚し、法華経を基とした世界万国への布教を誓願することが目的です。杉野学長、大樹58期生5名、蓮澍・海潮音科30期生2名の一行は、「南無妙法蓮華経」のお題目を唱えながら行進し、日蓮宗総本山である身延山久遠寺ならびに奥の院思親閣を参拝しました。
久遠寺は、日蓮聖人が、晩年の9年間に法華経の読誦と門弟たちの育成に努めた場であり、思親閣は、房州小湊のご両親や師の道善房を追慕された場です。立正佼成会は、多くの困難を乗り越えて、法華経を説き広めて下さった導師として日蓮聖人をお慕いしております。さらに、庭野開祖は、立正佼成会の草創期において、「法華経」を所依の経典とし、お題目を唱える宗派が大同団結した僧俗一体の大運動を提唱するなど、身延山との仏教間対話を推し進め、その精神は現在にまで継承されています。
思親閣別当の佐藤順行師は、法華経行者としての日蓮聖人のご遺徳にふれながら、「日蓮聖人は、南無妙法蓮華経のお題目の唱題行脚を通して、一切の生きとし生けるものの救済を願っていた」と述べました。庭野開祖が創設した実践的仏教教育機関である学林は、感性、知性、品性を磨く全人教育を重視しています。ある学林生は、日蓮聖人の大慈悲心にふれ、「お題目を通して、見えないものまでにも思いを馳せるお姿から、両親をはじめ、たくさんのいのちに生かされている感謝を新たにしました」との感想を寄せました。
杉野学長は、「法華経精神に基づき、国を思い、人を思い、不惜身命で菩薩行に挺身された点で日蓮聖人と庭野開祖は共通しており、その両師に倣い、法華経の広宣流布をお誓いし、人々の苦を救い、世界の平和に貢献する決意を新たにしましょう」とかみしめた。